英文速読について

英語の文章を読むスピードを上げたい - higepon blog
コメントするつもりが長文になってしまったので、Diaryにしてトラバを送る事にする。


こんにちは
私も最近毎日英文速読の練習をしています。
海外にいるので、速読の方法論を解説した本も手に入りにくく、随分昔に読んだ日本語の文章のための速読本の記憶を頼りに練習していますが(当時は文が見えなくて挫折したorz)、今練習を続けていて思うのは、結局何度も眺めてると「目が慣れて来て、それがなんなのかわかるようになる」という事以上でも以下でもないなと言うことです。


重要な単語を拾い読みして、文章を推測する等の技も有るのかもしれないですが、私の場合、拾わなかった所に文章の勘所が有るのではないかとどうしても不安になってしまうので、最終的に全文がちゃんと見えて読めるようになるまで、根気よく眺め続けると言うことをしています。なので、できるようになるまで、ものすごく時間がかかるのですが、毎日僅かですが実感できる程度に成長しているのがわかって面白いです。


1ページを10秒で読むと、500ページの本が83分で読める計算なので、最近はこれを目指してこのペースで本を眺め続けています。


最初はこれよりもっとゆっくり視線を動かしていたのですが、それでも早い速度で目を動かすと、どこが行間なのかわからないほど何が書いてあるのか全く理解できないですし、視線をどこにフォーカスしていいかすらわからなくて、こんなにもわからないかと不安になりましたが、それでも続けているとどこに行が有るのか認識できるようになり、単語らしき物の区切りがわかるようになり、ピリオドがわかって一文がどこからどこまでかわかるようになり、良く出現する短い単語が見えるようになってきました。


私は未だ文の意味は殆ど取れないですが、2〜3行まとめて文章がそこに有ることがわかり、それぞれの単語が個別に認識できる程度の所にいます。


つい先週視点(フォーカス)が落ち着いて、ついに「見える!」という所まで来たのですが、見えるようになってから成長が早くなったような気がしています。(見えるようになったので成長がはっきりわかるようになったとも言えるかもしれません。)


本当に実現できるのかどうかもわからない速読(わけのわからない物を単に眺め続けるだけと言う行為)にものすごく時間をかけて不安にもなるわけですが、一番不安だったのが、見えた瞬間どうなるんだろうという事です。見えた瞬間、結局英文が普通に早く読めなければ速読なんて出来ないんじゃないかと不安に思っていたのですが、幸い杞憂だったようです。


見えるようになったら、後は、単語の認識力、句の認識力、文の認識力をそれぞれ順々に上げて行く、しかも今までと同じく、単に眺め続けるという方法で、見慣れた単語、見慣れた句、見慣れた文を増やして行く(正確には、文は句の組み合わせなので、見慣れた句の見慣れた組み合わせに馴染んで行く)と言う方法で、最終目的地の1ページ10秒というところまで行けるような気が実感でしてきました。


感覚としては、理解できない記号の羅列から意味を汲み取れるようになるという点で、リスニングが上達する過程に酷似していると思いました。(方や音波、方や光)五線譜上の音符を初見でわかるようになるための練習にも似ているかもしれません。


自分で試行錯誤してやっているので、決してベストな方法ではないと思うのですが、なにかの参考になればと書いてみました。
お互い頑張りましょう。